理想のカップル

「コイツは、悪くないから・・・。」元彼が、彼女をかばう。
それが、ますます面白くない。
「そうよね。
先に私に告白してきたのはあなただもの。」あれだけ気になっていたみんなの視線。
どうして、今は気にならないんだろう。
「全部、俺のせいだから・・・。」頭を抱え込み、下を向く彼。
へらへらとおめでたく笑っていたセックスフレンドからも笑顔が消える。
「ごめん。
俺・・・、どうしたらいい?」『どうしたらいい?』そんな事、言わないでよ。
そんなテレフォンセックスサイトの事、私に聞かないでよ。
「何を今更・・・。
どうせ、私の事、からかっていただけなんでしょ?」もう、ワケがわからない。
自分がどうしたいのかすらわからない。
「ちがうっ。
俺は、本当にはじめて出会った時からお前のことを好きだったんだ。」どうして、そんな事を言うの?みんな、見ているよ。
ほら、理想のカップルなんて言われている相手の彼女の目の前なのに、そんな事を言ったら・・・。
「えっ?何?二股かけていたの?」「うわっ、サイテー。」「修羅場だっ(笑)」ぼそぼそと、野次馬達の声が聞こえてくる。
そう。
私は、これが怖かった。
だから彼と付き合いはじめた時、みんなにバレたくなかったの。
でも、どうして?何故か今は、みんなの視線など気にならない。

Filed under: 日記 — admin 5:33 PM  Comments (0)